1月 | 2019 | 東進ハイスクール奈良校|奈良県

校舎からのお知らせ 2019年01月の記事一覧

2019年 1月 20日  【センター試験一日目】政治・経済の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】地域経済統合
政治・経済の総合問題形式をとっていた。まず国内外の法規について、特別裁判所や条約の事例、外交に関する日本国憲法の規定などと、国際面では国連安全保障理事会の評決方法、国連海洋法条約、経済面ではGNP・GDPの定義、BRICSのGDPの推移、市場変化と需要供給曲線の動きなどと幅広く多岐にわたる設問であった。

【第2問】冷戦後の国際社会
冷戦終結後の世界情勢は、無秩序な混乱状態が激しくなっている。冷戦崩壊時のヨーロッパ情勢、世界に広がる内戦、安全保障機構としてのNATOの変化、各国の国家体制と政治体制、と最近30年間の歴史問題など。経済面では、銀行の信用創造の計算問題、為替レートの変動と物価変動、労働市場における格差問題が扱われていた。
【第3問】基本的人権
日本の安全保障、人身の自由、日本の社会保障、新しい人権、旧憲法と新憲法の比較、国会の権限、日本の地方自治における執行権と立法権について政治の役割を扱っている。
【第4問】地球環境問題
経済思想、経済主体の機能、外部不経済の事例、一般会計予算の収支の推移、市場と環境の関係、比較生産費説、コンパクトシティとふるさと納税、環境保全についての国際条約などを扱っていた。

~学習アドバイス~

◆教科書の基礎内容を確実に身につけ図表・グラフに慣れておこう
センター試験対策で基本となるのは教科書の基礎知識が中心ですが、図表・グラフの読み取りなどの応用力と思考力を試す問題が出題されます。「政治・経済」は専門用語を理解していないと解答できない問題もあり、完全な用語の理解と把握が要求されることがあります。しかも、周辺の知識との連関と位置づけを掴まないと判断できない時もあります。政治分野では、制度・仕組みと諸法規を理解し、とくに日本国憲法に関する判例は頻出項目なため十分な理解が必要です。絶えず条文を参照し熟読するように心がけましょう。グローバル社会が進展し、離れた世界での出来事を理解するには、政治制度・経済組織・文化・宗教などを総合的に把握する必要があります。

◆大きな歴史的な流れと因果関係をつかむ
「政治・経済」は歴史科目ではありませんが、時間の流れに沿った問題が多く出題されます。主に戦後史を中心に政治的な動き、経済状況の変化など、大づかみな時間的前後や相互関係を問う形式で出題されており、年号を問う設問はほとんど見られません。現在の政治・経済現象は、過去(直近)の歴史的事実に密接につながっており、その延長線上に現在があることを意識しながら学習しましょう。
◆内外の時事問題に関心を持つように
「政治・経済」は、今まさに国内外で起きている時事ニュースと直結した科目です。ニュースに遭遇し、教科書のどこの事項に関連しているのか好奇心を持って学習しましょう。『現代社会の最新時事』で時事問題の動向や背景を押さえたり、『政経資料集』を活用するのもよい方法です。未知の語句に遭遇したら、すぐに教科書・用語集さらにインターネットで調べる習慣を付けましょう。そのことが生きた「政治・経済」の学習となり、さらに時事ニュースへの関心が強くなり、学習がさらに楽しく充実したものになります。
◆計画的で無駄のない学習を
まず教科書の全体を把握し次に脚注の細部まで読みこなしましょう。問題に遭遇した際、即、該当箇所を開けられるまでに繰り返してください。さらに用語知識を増やすため用語集を絶えずそばに置き、用語の理解を1つでも増やしましょう。情報のインプットとして『政経ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが大切です。
その上で、アウトプットとして『政経 一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行うとよいでしょう。もちろん、過去問を解き、知識を定着させるとともに、センター試験の問い方の形式にも慣れてください。センター試験では限られた時間内で正確に解答する力が求められます。東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとして利用してください。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】倫理の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】青年期・現代社会分野
例年と同様、青年期と現代社会分野からの出題が中心であった。リード文が会話形式という点も同様。生殖技術や家族形態についての設問ではやや細かい知識が必要になる。ステレオタイプの具体例が問われた問4は、2010年本試で類題が出ている。分野を横断する問7では、トルストイ、シュヴァイツァー、小林秀雄、坂口安吾、丸山眞男についての知識が必要になる。

【第2問】源流思想分野
出題内容に目新しいものはないが、「ヒポクラテスの誓い」についての文章読解問題を除くと、古代ギリシア哲学からの出題が少なく、ユダヤ教・キリスト教についての選択肢を含む横断的な問1しかなかった。また、近年は各大問に組合せ問題が必ず含まれていたが、本問には組合せ問題がなく、すべて4択問題であった。

【第3問】日本思想分野
全体概観でも触れたとおり、難しかった。吉田松陰と会沢正志斎が問われた問6や、西田幾多郎の無の場所について問われた問8は多くの受験生が苦しんだろうし、古神道についての問1や日本の美意識の問われた問4もやや難しい。問2も栄西と一遍について問うという珍しい問われた方であったし、問7では内村鑑三が日清戦争を肯定していたという点が言及され、判断に迷った受験生が多かっただろう。

【第4問】西洋近現代思想
過去何度も出題されてきた論点を中心とする、比較的オーソドックスな出題であった。ただし、ヘーゲルの歴史観が問われた問4はやや難しかったであろう。

~学習アドバイス~

センター倫理は努力が報われる
センター試験としては、皆さんが受験する2020年1月で最後となります。センター試験の倫理は決して易しくありません。思想の本質的な理解を問う問題、具体的事例を用いて考えさせる問題、現代社会の知識が問われる問題、図表や文章のの読解問題など、出題形式もバラエティに富んでいます。難解な現代思想分野からの出題も多いですので、きちんと対策をしないと高得点は難しいでしょう。ただし、重箱の隅をつつくような悪問は出題されません。ほとんどが教科書の範囲内から出題されますから、基本を押さえてきちんと学習すれば、確実に点をとることができるでしょう。倫理は努力が報われる科目なのです。努力が得点に直結します。1年間、それを信じて勉強に励んでください。

内容の深い理解を目指す
センター試験倫理の特徴として、理解力の重視が挙げられます。まず、選択肢に書かれている内容が地歴・公民の他科目と比べてはるかに難しく、人名や用語についての単純な知識だけでは正誤判定のできない設問が多くなっています。つまり、思想内容についての本質的理解が問われているのです。したがって、単なる断片的知識ではなく、内容理解を深めていくことが求められているのです。
そこで、内容を深く理解することを、つねに心がけて下さい。理解していない事柄については、正誤判定できません。そのためには、まず学校の教科書を腰をすえてじっくり読みましょう。それから用語集をこまめに引きながら、一つ一つの言葉の意味を確実に押さえてください。

問題演習で実戦を重ねる
自分では理解しているつもりなのに、問題になると選択肢の正誤がうまく判定できないという受験生の声を毎年聞きます。センター試験倫理では、選択肢の文章をきちんと読んで解答することが求められているだけに、実戦演習が欠かせません。また、先に述べたとおり、バラエティに富んだ出題形式という点からも、早い時期から問題に数多くあたり、実戦を積み重ねることが必要です。
センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力を求められます。全国統一高校生テストを含めて年間6回実施される東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけてください。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】現代社会の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】経済のグローバル化
リード文は、国際経済枠組みのグローバル化をテーマとしたものであった。設問は、経済分野を中心とした出題であった。グローバル化や国際通貨・貿易体制など経済に関する理論的事項の内容がほとんどであり、経済分野の大問といえる。全体の出題傾向およびレベルとしては、理論的事項をオーソドックスに問うているが、ほぼすべての設問で理論的事項の確実な理解が必要であったため、やや難しかったといえる。

【第2問】人権保障と国家の役割
リード文はSNSなども素材に取り上げているが、出題の内容は日本での人権を中心とした基本的なものである。憲法における人権、情報公開の判例、刑罰、国会といった観点から出題された。一定の学習を積んだ受験生にとっては実力を発揮しやすい設問内容であり、点を取りこぼさないことが求められているといえる。問2は西洋近代思想を正確に理解できているかが問われた出題であった。

【第3問】人の社会性
前年までは8問であったが5問の大問となった。「ありがとう」という感謝についてのリード文から、倫理分野中心に出題された。問1の社会性に関する出題では西洋近代思想の理解が問われた。問2ではマズローの自己実現理論が2015年以来の出題となっている。問5は課題追究学習の出題であった。

【第4問】社会保障制度
前年までは5問であったが8問の大問となり、リード文は対話形式で少子高齢化についての内容となっているが、少子高齢化を切り口として、分野横断的な要素の強い出題となっている。特に問1・3・6で法律の理解について問われるなど、理論的事項の正確な理解がないと歯が立たない手ごわい大問となっている。問3において前年は条件を基とした読解問題であった民法上の「契約」について知識問題として問うたもので、過去問とその復習をしたかどうかが問われる出題であった。問2は資料読解問題だが、特別な知識は必要ない。

【第5問】地方創生
リード文は「地方創生」と、その際にツールとして重要である「地域経済分析システム」についてであるが、経済分野中心にオーソドックスな出題となっている。問5はレーダーチャートの読解問題で特別な知識は不要であったが、五角形で読解すべき要素が多数あったため若干時間がかかった受験生がいたことが想定される。

【第6問】欧州の統合
リード文は英国の離脱問題などで注目を集めている欧州統合に関する内容であった。問3でここ2年連続で出題されている各国の政治制度が出題された。また問4では近代民主主義思想の主要宣言・憲法に関して内容の正確な理解を問う出題であった。

~学習アドバイス~

センター試験の現代社会は、よく一般常識で対応できるという印象を持たれています。以前は確かに、新聞を漠然と読んでいるだけで得られる常識レベルで判断できる設問も存在しましたが、ここ数年は常識で解ける設問や時事的知識のみで解ける設問がほぼなくなり、着実な学習成果を試される科目となっています。つまりセンター試験の現代社会は、さまざまな観点・分野から法律や制度の内容や確立の背景・流れを問う問題や第1問のように経済分野の理論を問う典型的な問題が出題されていて、その難度も上がっています。その傾向は今後も続くものと考えられます。
センター試験では限られた時間内で、正確に解答する力を求められます。今後の1年でただ暗記をするのではなく、正確な理解をしていく学習をしなければ、試験本番で対応することは困難となります。そのためにも、「教科書やテキストの学習」「センター試験の過去問を解く」「時事への対応」の3本柱が必要となってきます。現代社会を得意科目にすることで幅広い常識が養われ、他の科目はもちろん、推薦、AO入試を含めた、小論文などにも通用する学力を育成することができます。
教科書やテキストの学習
現代社会に限らず、公民科目で最も危険なのは、時事的事項の名称だけをなんとなくニュースで見聞きして「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」単語に惑わされて正解にたどりつけない、という状態で本番を迎えてしまうことです。「知っている」つもりになっている単語に関して、理解を深めていくためには、試験本番までに、1日1項目でもまず教科書・テキストにあたるしかありません。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報の
インプットとして『現社ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。その上で、アウトプットとして『センター現社一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行い、実戦問題集として『現代社会問題集』(東進ブックス)で実戦感覚を養うとよいでしょう。
過去問を解く
センター試験の現代社会では、知識がなくても対応できる統計問題などが出題されます。しかし第5問の問5であった,レーダーチャートなど多様な要素の読み取りが必要なグラフを使った設問など、特殊な設問形式への対応を短時間で行わなくてはなりません。また第3問問5は、どれだけセンター試験の課題追究学習に関する問題に慣れているかが得点に直結する問題でした。過去問でセンター試験のレベルや形式に慣れておきましょう。また、模試を受けることにより弱点の把握なども行え、学習がより効率化できます。
時事問題への対応
時事的事項に日々接することで学習が進みます。知らないことが出たら教科書や資料集にすぐあたって、理論的事項と結び付ける学習姿勢が大切です。『現代社会の最新時事』、『現代社会資料集』などにも触れておくことで、幅広い学力が養成できます。国際分野は地図やホームページも参照するなどの工夫をして、特にその理論的背景を意識して学習しましょう。
東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰りかえします。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとしてください。

センター試験同日体験受験を受けた君へ!!!】

東進ハイスクールの有名実力講師である大岩秀樹先生が、なんと特別に今回のセンター試験の英語の問題の解説授業を行ってくださいます!!

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2019年 1月 20日  【センター試験一日目】地理Bの解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】世界の自然環境と自然災害
例年通り第1問は自然環境に関する出題であり、5年続けて自然災害に関する設問が盛り込まれた。全体的に標準的な設問が並び、学習の成果が反映されやすい内容であった。

問1 4地域の植生と土壌に関する説明文の正誤判定。
問2 4地点の地形断面図の判別。大地形の分布を考える。
問3 3河川の月別平均流量グラフの判別。過去頻出の内容である。
問4 4地点の気候ハイサーグラフの判別。各々の気候区を想起したい。
問5 北極海の海氷分布に関する説明文の正誤判定。目新しい題材である。
問6 熱帯低気圧・台風に関する説明文の正誤判定。
【第2問】資源と産業
第2問は例年、産業分野に当てられている。そのうち「資源と産業」というテーマは2017年度から3年連続の出題となった。日ごろからの統計問題への取り組みが試された。
問1 4作物の栽培地域の変化を示すグラフの判別。やや手間がかかる。
問2 コーヒー(アラビカ種)原産地の選択。珍しく単純な設問である。
問3 コーヒー豆の流通に関する説明文の正誤判定。
問4 農畜産物の生産統計における国名判定。標準的。
問5 4カ国の輸出品目統計における国名判定。
問6 日本の事業所分布の統計地図の判別。アとイの判別がやや難しい。
【第3問】都市と村落、生活文化
集落(都市・村落)に関する問題は2009年度以降続けて出題され、近年は生活文化との組み合わせが定番になっている。難しめの設問が並んでおり、落ち着いて考えられたかが鍵。
問1 パリ周辺の景観を示した写真の判別。センター特有の出題だがやや難。
問2 4首都の機能集積を示した統計の判別。
問3 4都市と河川に関する説明文の判別。問2と共に知識が必要。
問4 旧宗主国と植民地の組み合わせに宗教を併せた正誤判定。
問5 奈良盆地の地形図の歴史順整序。形式として目新しい。
問6 日本の文化・レジャー施設の分布図の判別。やや考えにくい。
【第4問】地中海沿岸地域
地誌を扱う大問の地域として「地中海地域」が出題された例としては、2004年度、2013年度などがある。扱われた内容が細かく、受験生にとっては厳しい大問だったのではないだろうか。
問1 4地点の自然環境に関する説明文の正誤判定。
問2 4つの海峡に関する説明文の正誤判定。やや細かい。
問3 農作物の産地分布を示す統計地図の判別。
問4 3カ国の輸出品目に関する統計グラフの判別。
問5 都市の成り立ちや現状に関する説明文の正誤判定。
問6 4カ国の移民送出国に関する統計の判別。かなり難しい。
【第5問】ウクライナとウズベキスタン
新課程の実施に伴い2016年度からは比較地誌の大問に衣替えされた第5問だが、扱う国の数が前年の3カ国から2カ国に戻った。しかし、いずれも学校の授業などで扱われることの少ない馴染みの薄い国であり、得点しづらい設問が並んだ。
問1 2カ国の地形および気候環境に関する統計の判別。
問2 2カ国の農産物と鉱産物の生産統計の判別。
問3 2カ国のGDP推移グラフに関する説明文の正誤判定。
問4 3カ国の食肉生産、食料供給量に関する統計の判別。
問5 2カ国の言語と都市景観の判別。昨年の「ムーミン問題」を思い出させる。
【第6問】地域調査(宮崎市)
例年通り地理A(第5問)との共通問題である。2年続いて新旧地形図の比較が出題されず、地形図読図のウエイトが低下している。全体としては標準的な難易度の大問である。
問1 3都市の交通の発達に関する資料の判別。ユニークな題材である。
問2 宮崎市の観光統計に関する説明文の正誤判定。特別な知識は不要。
問3 地形図と景観写真に関する説明文の正誤判定。
問4 土地利用を示した新旧数値地図に関する説明文の正誤判定。
問5 市町村別農作物生産を示す統計地図の判定。
問6 口蹄疫に関する会話文の適語補充。過去の出題と比較して斬新な内容であった。

~学習アドバイス~

◆センター試験地理Bの特徴
  皆さんの受験される2020年1月のセンター試験が最後の実施となります。センター試験における地理Bは、現代世界の系統地理的・地誌的考察や地球的課題などの重要項目、および地図、写真、統計の読み取りなどの地理的技能の習熟度を、多角的に幅広く問うことを基本として、教科書の内容に準じて作問されています。地域としては、身近な地域・日本の諸地域も含んだ世界各地の問題がバランス良く配置されています。内容面でも、世界全体を視野に入れて各分野からまんべんなく出題されています。また、知識(用語や地名)そのものを問うことは少なく、地図や写真、統計など各種資料の読み取りと関連付けた出題が多くなっています。すなわち、標準的な知識をもとにした情報処理、思考、判断の能力を試すことが主題となっているのです。

◆思考力が大事
 ということは、丸暗記に終始するような詰め込み学習では対応できないのです。地理は暗記科目と考えられがちですが、センター試験の地理Bでは思考力がものを言うのです。地理的な事象について「なぜそうなるか」を十分に理解した上で、「使える(=応用できる)基本的な知識」をコツコツと積み上げていきましょう。知識がネットワーク化すれば、1つの理解が2つにも3つにも応用できるようになります。もちろん、知識重視タイプの問題もゼロではありません。自然環境、産業、集落といった系統地理(分野別の学習)だけでなく、地誌(地域・国ごとの学習)の準備も早めにスタートすることで、情報量の面での遅れを招かないようにしたいものです。このような場面では、一問一答形式の問題集なども役に立つでしょう。
◆資料問題に強くなろう
 センター試験地理Bの最大の特徴は、地図や図表、写真などの資料を使った出題の割合が高いことです。これらを読み取り、利用する技能が求められているのです。自分が知らない地名が出てきた際には、必ず地図帳を開き、その位置を確認する学習を徹底するようにしましょう。教科書や資料集を用いて、主題図(テーマのある地図)や写真などに見慣れておくことも重要です。また、統計についても、順位、数値の暗記ではなく、統計の背後にある地理的事象を読み取る意識で、最新の統計をこまめにチェックするようにしましょう。また、地歴連携の重視から、歴史的背景や経緯を問う出題がみられるようになっています。
◆独特な出題形式に慣れておこう
独特な出題形式への慣れも欠かせません。組合せ式6択問題などがその典型です。問題の質や量と試験時間(60分)を見比べると、決して時間的な余裕はありません。10年分程度の過去問演習はもちろんですが、全国統一高校生テストを含めて年間6回実施される東進のセンター試験本番レベル模試を定期的に受験して、(1)頻出項目のマスターと最新傾向の把握、(2)出題形式への順応、(3)時間配分のトレーニング、といった点を強化することをおすすめします

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】日本史Bの解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

第1問 :地名とその土地の歴史
2016年では大学生の日記、2017年では大学生の手紙というかたちで問題文が構成されていたが、2015年までの会話形式が昨年復活し、今年も踏襲された。北海道史や沖縄史を正面からテーマとしているわけではないが、2013年第1問(北海道や沖縄を対象とする会話文)と類似した要素をもつ設問が目立った。

 古代から現代まで出題範囲が広いのは例年通りであるが、昨年と異なり、4つの図・写真を判断させる問題や、写真と地図を組み合わせる問題といった、やや複雑な形式の設問がみられなかったため、問3の史料読解に時間を割くことができたはずである。第1問特有の、複数の時代にまたがる設問(問2)に対応するためには、時代観を養っておく必要がある点に注意したい。
問2 時代が異なる誤文と論理的におかしい誤文が混在しているため、熟読しなければ正誤判断しにくい選択肢群だった。例えば「江戸時代→寛永通宝」だけを確認して、短絡的に判断しないようにすべきである。
問3 長文の引用であり、読解にやや時間がかかっただろう。しかし、史料前半部がX、後半部がYに対応しており、注を読んでいけば、史料全体をほぼ現代語に置き換えることができるようになっている。そのため、遣唐使や円仁に関する知識を十分にもっていなかったとしても、時間さえかければ判断できる設問だった。
問4 北海道旧土人保護法に関連する設問は2002年第5問、自作農創設特別措置法に関連する設問は2016年第6問で出題されている。
問6 徳永直に関連する設問は2012年第6問で出題されている。

 
第2問 原始・古代の歴史研究と資料
2017年、「世界の記憶」に「上野三碑」が登録された。そのうちの一つはBのリード文にある山上碑である。問題文は、近年の歴史研究を反映したものとなっていた。
史料問題については、鹿子木荘の史料(2015年度)・「魏志」倭人伝(2014年度)・『宋書』倭国伝(2013年度)というように教科書に記載されている基本史料が出題されるパターン、または、多くの受験生にとって初見となる史料(2018年の大仏開眼供養〔『続日本紀』〕など)が引用されるパターンがみられるが、今年は後者の初見史料(問5「那須国造碑文」)のパターンだった。
問1 「最も関係の深い出来事」という問い方は、センター試験日本史Bにおいて、やや珍しい出題形式である。史料は引用されていないものの、弥生時代の倭のようすを記した『漢書』地理志、『後漢書』東夷伝、「魏志」倭人伝の史料内容を把握していれば対応できただろう。
問5 史料読解問題は、純粋な日本語の文章読解力だけで解ける訳ではない。本問では、Yについては、(注2)「飛鳥浄御原宮の朝廷」を確認して天武天皇や持統天皇の時代を想起し、「大宝律令」(完成・施行は文武天皇の時代、当時の宮都は藤原京)とは時期的に異なると判断する必要がある。
問6 設問文を最後まで確実に読まなければ誤文を選択できない。設問文の前半は正文であっても、後半の部分に誤りがあることを見抜けなければならない。負名体制に関する理解を問う問題だったといえる。


第3問 中世の政治と社会
平成最後の年となった2019年には、年号(元号)に関する問題が出題されるだろうと予想できた受験生もいただろう。昨年は図(『大山寺縁起絵巻』)を用いた問題が出題されたが、今年は史料引用も図もなく、シンプルな問題群だった。
問2 「法や慣習を無視した専制的な政治」など、部分的には正しいが、設問文全体をよく読むと誤文と判断できるような選択肢がみられた。
問4 一見しただけでは、「『応永という年号』の時期の出来事」は、難しいと感じたかもしれない。しかし、問題文に「この年号が正長に改められたのは、元将軍義持の没後」とあり、これをヒントにできれば正解を導くことができる。なお、「寧波の乱」は、第2回センター試験本番レベル模試でも出題していた。
問6 室町時代から戦国時代の地方社会に関する正誤組合せ問題。やや判断しにくいが、この形式の設問は、a・b(もしくはc・d)のいずれかが正文または誤文であるため、2つの文を比較して判断すればよい。


第4問 近世の社会・政治・文化
昨年は、空欄補充が小問2つ出題されるパターンであったが、今年は1問のみに減少した。第4問での初見史料の出題は、定番となりつつある。問4は盲点ともいえる文化史分野からの出題で、得点差が開く問題だったと思われる。
問1 「小物成」は、第1回センター試験本番レベル模試で出題していたため、受験していた人は有利だっただろう。
問2 村請制、助郷役、村入用、結といった用語を正確に理解しているかが問われている。
問3 受験生にとって初見と考えられる史料。Xは史料と注を丁寧に読み進めれば正文だと判断できるが、Yについては「入会」から入会地(共同利用地)を想起し、「共同利用」は正しいと判断すべきだった。読解タイプの設問は、基本的な歴史用語の理解を確認する性格をもつものでもあると、認識しておきたい。
問4 空欄アの川柳と狂歌の判別で迷ったかもしれない。以前の問題になるが、「大田南畝」「狂歌」は1992年度本試験で出題されている。


第5問 近世・近代における公家と華族
日本史A(第2問)との共通問題。かつては、2013年度の「明治期の特許制度」・2014年度の「明治期の租税制度」のように、テーマ的に難易度の高いものが目立ったが、2015年度の「明治期の立法機関」、2016年度の「明治期の地方制度」、2017年度の「大坂(大阪)」、2018年度の「軍制改革と西洋医学」に続き、比較的取り組みやすいテーマ(「近世・近代における公家と華族」)が取り上げられた。
 第5問では、かつてグラフ・表を用いた設問がみられたが、昨年に続き史料や視覚教材を用いた問題が1問も出題されなかった。また、昨年と同様の範囲である「幕末から明治維新」が出題され、井伊直弼・孝明天皇・廃藩置県など同一用語も多く、過去問演習を徹底していれば容易に解答できたと思われる。
問1 幕末・維新期の歴史用語や、やや区別のつきにくい歴史用語の判断が求められている。理解を優先して学習を続けていた受験生にとっては易しいが、単純に用語を暗記する作業を繰り返していた受験生は苦戦したかもしれない。
問3 「明治初期の東京」は、2020年に東京オリンピックを控えていることを考えると、時事的要素も意識した設問といえるかもしれない。


第6問 近現代の日米関係
日本史A(第4問)との共通問題。
第6問は、これまで、人物をとりあげた問題(「漫画家手塚治虫」〔2014〕、「作家林芙美子」〔2015〕、「石橋湛山」〔2018〕)と、テーマ史(「オリンピック」〔2016〕、「近現代の公園」〔2017〕)の2パターンがあった。今年は、テーマ史(「日米関係」)として出題された。日米関係は頻出テーマの一つであるため、多くの受験生が安心して取り組むことができたと思われる。
問2 大久保利通(2017年第5問)、吉田茂(2018)に引き続き、人物(幣原喜重郎)に関する設問が出題された。著名な政治家については、情報を整理しておきたい。
問3 広いスパン(明治期から昭和終戦直後まで)を対象とする設問。2015年度第1問では、海外移住者をテーマとする設問が出題されていた。過去問にしっかり取り組んでいた受験生は有利だっただろう。
問4 「抑制する」、「増加させる」、という歴史用語ではない語句の選択が求められている。用語を暗記しているかではなく、理解しているかを問う設問だった。
問6 昨年引用された史料(石橋湛山「池田外交路線へ望む」)は最後の設問として出題され、長文だったので、読解に時間が不足して焦った受験生もいただろう。今年の史料は引用部分が少なかったので昨年よりも取り組みやすかった。プレス=コードについて理解していれば読解の一助となったと思われるが、読解問題としては注も少なく、正誤判断のしやすい設問だった。

~学習アドバイス~

通史の学習とともに、演習も並行して進めよう!
皆さんの受験される2020年1月のセンター試験が、最後の実施となります。充分な対策をして本番に臨みましょう。日本史の学習は、理解を深める通史学習と問題演習が大きな柱です。通史学習で学んだ知識を答案に反映できるかどうかは、問題演習によって確かめてみるしかありません。センター試験・日本史Bでよくみられる文章選択形式の問題に真剣に取り組めば、単純な丸暗記では太刀打ちできず、真に理解できているかどうかが重要であると気づくでしょう。第1問のテーマ史は、通史を全て終えていないと取り組みづらいかもしれませんが、第2問は原始・古代、第3問は中世というように、第2問~第6問は時代ごとに大問が構成されています。通史学習と問題演習をうまく組み合わせて学習を進めてみてください。センター試験・日本史Bには、受験生の学力を測るための、さまざまな形式の良問が並んでいます。空欄補充・年代整序・文章選択や、過去問にみられるような図版や史料を用いた問題など、一定のパターンを把握しておけば、通史の学習の際にどのようなことを意識したらよいのかがみえてくるはずです。

「考えながら」覚える習慣をつけよう!
教科の性質上、日本史に暗記的要素が強いことは間違いありません。とはいえ、前述の通り、単純な暗記だけでは、知識は定着しづらく、入試問題への対応も危うくなります。日本史の学習において、最良のバイブルは教科書です。そのことを認識していても、教科書を精読する習慣を身につけている受験生はそれほど多くはありません。単純な作業のように思えてしまい、教科書を精読することが継続できないとすれば、それは、「考える」ことをしていないからだといってよいでしょう。センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力が求められます。そのためにも、「考える」日本史学習を習慣にしていきましょう。文化史(仏像彫刻)を例にとれば、仏像彫刻を把握していく際に、(1)ほかの時代で扱う仏像彫刻と比較する、(2)写真で確認してその特徴を考える、(3)当時の仏教はどのような性格をもっていたのかを把握する、(4)政治・外交・社会など他の分野との関連性を確かめる、など複数の視点で歴史を捉えることを意識して、読み方を変えてみましょう。そうして考えてみたことを自分でノートにまとめれば、立派なサブノートができあがっていきます。

模試を有効に活用しよう!
学習の習慣をつけるのは、容易ではありません。そこで勧めたいのが模試の受験です。東進の「センター試験本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると年間全6回、「難関大本番レベル記述模試」と「有名大本番レベル記述模試」はそれぞれ全5回、実施されます。また、直近の東進模試では、第1回センター試験本番レベル模試(2019年2月24日実施)や、記述式の高2レベル記述模試(2019年3月10日実施)などが新高3生を対象としています。これらは、受験日本史に精通した作題者によって作成されています。学習のペースメーカーとするためにも、これらを受験しましょう。

【センター試験同日体験受験を受けた君へ!!!】

 

東進ハイスクールの有名実力講師である大岩秀樹先生が、なんと特別に今回のセンター試験の英語の問題の解説授業を行ってくださいます!!

是非皆さんご参加ください!!!

【新高3生・高2生・高1生の君へ!!!】

新年度特別招待講習の申込受付がスタートしました!新学年に向けて、スタートダッシュを切りましょう!!!