1月 | 2019 | 東進ハイスクール奈良校|奈良県

校舎からのお知らせ 2019年01月の記事一覧

2019年 1月 20日 【センター試験二日目】物理基礎の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】小問集合
第1問は、昨年同様に物理基礎のさまざまな分野を扱った小問集合であった。計算主体の昨年とは異なり、現象に関する正確な知識を問うものが増えた。

問1は「床から離れる」ということが「垂直抗力がゼロ」であると理解できていればフックの法則で解答できる。
問2は、なめらかな面では等速度運動、摩擦のある面では加速度が負の等加速度運動であることを把握し、それぞれの場合の速度変化がどのように表現されるか理解できていれば解答できる。
問3は、電磁波の周波数に関する分類問題であり、知識問題であった。
問4は、原子と放射線に関する正確な知識が問われる問題となっている。最も適切である解答がぼんやりとした表現になっているため、別の選択肢の誤りをすべて指摘できなければ正答は難しい。
問5は、電力と比熱の定義を理解していれば解答できる基本的な問題である。
【第2問】波動、電気
Aは気柱の共鳴に関する問題であった。気柱の共鳴は現行課程の本試験では初めての出題である。そのかわりに、現行課程の本試験では初めて正弦波のグラフを用いた問題が出題されなかった。
問1は、共鳴時の管内での定常波の図が描ければ解答できる。
問2は、ヘリウムガスによって音速が大きくなっても定常波が生じる音波の波長は変わらないことがわかっていれば解答できる。
Bは二つの抵抗と直流電源からなる回路に関する出題であった。
問3は、この回路が並列回路であることがわかるかどうかがポイントであった。回路図を自分で描けるよう学習することが重要である。
問4は、抵抗値が長さに比例し断面積に反比例する、また抵抗に流れる電流の大きさが同じとき消費電力は抵抗値に比例する、という電気抵抗に関する基本事項が理解できていれば解答できる。
【第3問】力学
Aは運動方程式とエネルギーと仕事の関係に関する出題であった。ほぼ同じ設定の問題が2017年度第3問Bでも出題されている。
問1では、個々の力について「何が何を引く力であるのか」を把握すること、そして「どの物体について運動方程式を立てているのか」を明確にして、物体ごとに整理する力が問われている。
問2でも、エネルギーに関して物体ごとに整理する力が求められており、物理基礎でよく出題されているエネルギーの分類に関する問いも加えられている。
Bは同じ高度から傾きの異なる斜面をすべる2つの物体の運動に関する出題であった。斜面等をすべり下りる場合、一般に摩擦がなければ、エネルギー保存則より到達速度の大きさは等しくなる。一方で、到達時間は傾斜が急であるほど短い。このことはよく知られているので計算せずとも解答出来る受験生も多いだろう。
問3は、傾斜角度をθとおいて、垂直抗力と到達時間を実際に計算してみることで確認すると良い。
問4は、仕事の定義を理解していれば、計算せずとも解答できる。運動の方向に垂直な力は仕事をしないことを理解しているかが直接問われ、物理法則の正確な理解が求められた。

~学習アドバイス~

◆現象を物理学的に正しく捉えることを心がける
皆さんが受験される2020年1月のセンター試験が、最後の実施となります。「物理基礎」は、力学、熱、波動、電磁気、エネルギーの利用などを扱います。専門的な内容は「物理」で扱うため、物理基礎は日常的な内容が中心となります。「物理」のように、計算を通じて複雑な現象を解析する問題はほとんどありません。「物理基礎」においては「自然現象を物理学的に捉えることができるか」が主題とされており、計算はわずかです。「物理基礎」の学習にあたって重要なのは、扱われている現象の物理学的な捉え方を身につけることです。数学と異なり、自然現象を扱っているため、計算には現象にそった意味合いがあります。ただ覚えるだけでなく、これを理解することが先決です。教科書等では、図や写真を多用して現象の捉え方を丁寧に説明しています。計算問題を解く前に、時間変化とともにどのように現象が起こっているのかについて、理解することを心がけましょう。

◆基本問題から解いていく
現象の捉え方についての理解が深まってから問題演習を行うと「物理基礎」に関する理解が深まります。ただし、いきなりセンター試験の過去問や予想問題を解くのではなく、基本問題から始めるのが重要です。まずは、基本的な問題を題材に、それを解くだけでなく、「現象を物理学的に正確に捉えられているか」を自問自答しながら理解を深めていきましょう。その上で、センター試験の過去問や予想問題を解き、センター試験の出題形式に慣れたり、現状の学力がどれくらいなのかを測ったりすることが有効です。「答えが出たらおしまい」という考え方を捨て、「何を原因として、何が起きたのか」を丁寧に1つ1つ明らかにしましょう。
◆模試を受験してセンター試験の出題形式に慣れる
センター試験では、限られた制限時間内で正解を求められる独特の出題形式があります。物理の学力が身についたとしても、センター試験の出題形式に戸惑って実力が十分に発揮できないと、それまでの努力が報われません。例年、センター試験の「物理基礎」は、複数の答えの組合せを答える問題やグラフの選択問題など、独特の出題形式が見られます。また、「物理基礎」とそれ以外の基礎科目で合わせて解答時間が60分なので、時間配分に慣れておかないといけません。センター試験本番で実力を発揮するためにも、センター試験と出題形式や出題範囲が同じ全国統一高校生テストを含めて年間6回実施される「センター試験本番レベル模試」を受験し、センター試験の出題形式や時間配分に慣れておく必要があります。もちろん、模試は受けっぱなしにするのではなく、不正解だった問題や偶然正解した問題について復習することも重要です。出来なかった問題を復習し、類題が解けるようになれば、更なる高得点が期待できます。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】リスニングの解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】短い対話の内容に合う絵や語句を選ぶ
例年同様、絵や数値・語句を選ぶ問題構成であった。絵については、1つはマンガのキャラクターを問う問題、もう1つは円グラフを選ぶ問題で、これまでと大きな変化は見られない。数値に関する問題も、例年どおり簡単な計算を必要とする問題であった。語句を選ぶ問題は、会話のやりとりを追いながらその内容を捉える問題で、標準的なレベルであった。

【第2問】短い対話に続く応答を選ぶ問題
対話の最後に続く応答を選ぶ問題で、例年同様の問題構成であった。対話が行われている状況や流れを正しく判断できるかどうかが問われている。対話の内容を理解することができればおのずと正解は絞られてくるものの、対話中で正解となる語句が述べられていないという問題の性質上、戸惑った受験生もいたかもしれない。
【第3問】A 短い対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ
      B 長めの対話の内容について、質問に対する答えを選ぶ
Aは昨年と同じ形式で、短い対話の内容について質問に対する答えを選ぶ問題が3題出題された。いずれも状況を思い浮かべやすい内容であったが、やや難度の高い口語表現が用いられていた。Bも昨年と同様に、長い対話を聞いて3つの設問に答える形式だった。対話の内容は、博物館の入場券売り場で、来館者が係員から展示に関する説明を受けるというものだったが、ポスターから曜日、時間、料金など時や数値に関する情報を正確に把握することができたかどうかが鍵である。
【第4問】A 長めの回想文の内容について、質問に対する答えを選ぶ問題
      B 3人による長めの対話文について、質問に対する答えを選ぶ問題
Aは昨年と同様、長めの回想文を1つ聞いて3つの設問に答える形式の問題であった。聞き取る英文の長さ、設問形式ともに昨年とほぼ同じであり、話者の置かれている状況(自転車に乗れるようになるために2人の兄から特訓を受ける)を把握できれば、十分に対処できたものと思われる。Bも昨年と同様、3人の会話を聞き取る問題で、「保護施設の犬をペットとして飼うかどうか」という話題。こちらも落ち着いて聞き取ることができれば正しい選択肢を選べたものと思われる。

~学習アドバイス~

リスニングはまずは内容を理解するために必要な語彙力、文法力などの基礎力を固めることが大切です。次に、リスニングの力は聞いた英語の量に比例して伸びます。したがって、日頃から習慣的に英語を聞く訓練を積んでおくことが大切です。特に、日本という環境の中では英語を使う、聴くことが滅多にないため、1日10分程度でも、継続して耳を鍛えることがリスニング力の向上につながります。素材は何でもかまいませんが、聞き取りに慣れていない人は、短い文や会話から始めるとよいでしょう。
 初めのうちは、次々に新しいものを聞くよりも、同じ素材を繰り返し聞いて、英語のリズムやイントネーションに慣れるようにしましょう。短文ならある程度聞き取れる人は、長めの会話や文章の聞き取りを行い、英語を英語の語順のまま処理していく力を高めましょう。様々な長さ、内容の英語を聞くことで聞き取りのスピードはさらに上がります。耳を慣らすためには、漫然と音を聞くのではなく、積極的にその音をまねて自分でも発音してみることが効果的です。文法や語彙の学習時にもしっかり声を出して読み、教科書の英語本文も声に出して繰り返し読む練習を積みましょう。ただ読むだけではなく、意味を意識しながら読むことでよりリスニング力が高まります。
 さらに、集中力を養うためには、常に展開を予測しながら耳を傾ける姿勢が大切です。すべてを聞き取ろうとするのではなく、何を聞き取るべきなのか、聞き取るポイントを定めて聞く練習をしましょう。
 全国統一高校生テストを含めて年6回実施される東進センター試験本番レベル模試を積極的に受験して、自らのリスニング力を測る物差しとしてください。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】英語 の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】A 単語の発音 B 単語のアクセント 
今年も例年同様に発音とアクセントの出題で、Aは「下線部の発音がほかの三つと異なるもの」を選ぶ問題が3問、Bは「第一アクセントの位置がほかの三つと異なるもの」を選ぶ問題が4問と、形式・問題数ともに変更はなかった。発音問題、アクセント問題とも基本的なレベルであった。
【第2問】A 文法・語法 B 整序英作文 C 対話文中の英文完成
例年同様の出題形式で、Aが文法・語法問題、Bが整序英作文問題、Cが対話文中の英文完成問題であった。Aは基本的な出題が多かったが、単語の正しい使い方や定型表現をどれだけ多く知っているか、品詞の正しい見極めをできるかなどが鍵となったと思われる。Bは正しい英文を作る力が試されており、どのような意味の英文を完成させるべきかを文脈から素早く推察して文を作らなければならず、あせりを感じた受験生も多かったかもしれない。Cは対話文空所補充問題と英文完成問題が融合された問題で、B同様、内容を素早く理解した上で、適切な内容かつ、文法的に正しい英文を完成させる必要がある。内容を理解できても、文法語法レベルでやや難しく感じられる問題もあったのではないだろうか。
【第3問】A 不要な文の選択 B 意見内容の要約
昨年からの形式上の変更点はなく、A不要文選択の問題、B意見内容要約問題の2題であった。Aの不要文選択問題は、落ち着いて文脈を追うことができれば不要な文、つまり主題から逸脱した、文章の流れを妨げる1文を選ぶのは、それほど難しくなかったのではないかと思われる。Bの意見内容の要約問題は、2017年から1人の発言者の意見内容を選ぶ問題から複数の発言者に共通する意見内容を選ぶ問題に変わったが、今年もその形が踏襲された。
【第4問】A 図表を使った説明文読解 B 説明文書などの読み取り
問題形式・設問数に大きな変更はなかった。Aは、各国で絵画に描かれている食べ物とそこでの生活の関係を考察した文章を題材とする、例年通りの図表を含む読解問題であった。設問形式は、図表に掲載されている数値に当てはまる内容を選ばせる問題や、最後の問題でもパッセージの内容そのものを聞くなど、例年とは若干異なっていた。Bは地域にある複数の城に関する案内の読み取り問題で、設問数は昨年と同様であった。表の内容から計算させる問題など、設問内容・設問傾向も大きな変化はなく、読み取るべき内容をすばやく判断・抽出することが求められる点は例年通りである。
【第5問】物語文の読解
配点・設問数は昨年と同じであったが、昨年出題された日誌形式から、2017年、2016年に出題された単一の物語の読解問題となった。これは、昨年の追試験の第5問とほぼ同様の出題傾向である。文章の内容は、家庭菜園に夢中になっていた父が怪我をし、代わりに娘が野菜を育てていく過程で努力することの大切さを学ぶというもの。語数は昨年とほぼ同じ650語。英文も文章の展開も平易でわかりやすく、設問にも紛らわしい選択肢はほとんど見られなかった。
【第6問】論説文の読解
配点・設問数は昨年と同じであった。昨年は「テクノロジー」の発達が人類の進歩につながったという話題だったが、今年は「道」の発達が人類の進歩につながったという話題。本文の語数は昨年より若干減った。問題形式的には昨年とほぼ同じで、設問別に見ると、Aは昨年同様、指定されたパラグラフに関するオーソドックスな内容一致問題が4問、本文全体の主旨を問う問題が1問で、下線部を説明する問題が1つ含まれていた。Bは6つのパラグラフの内容をまとめる見出しを問うもので、ほぼ昨年と同じであった。総じて言えば、本文も設問も昨年とほぼ同じレベル・形式であり、標準的で難解な語句は含まれていないので、落ち着いて考えれば高い正答率が期待できるだろう。

~学習アドバイス~

センター試験の英語では、1発音・アクセント、2文法・語法、3パラグラフと要旨の理解、4図表を伴う情報処理、5、6英文読解という6つの大問において、これまで得た英語の知識、読解力、情報処理力を総動員し、解答することが求められます。80分という限られた時間内で高い得点をとるためには、基礎力である語彙・文法を使える知識として身につけた上で、読解力を鍛えることが必要です。こうした力はすぐに身に付くものではなく、日常生活の中で英語を「読み・書き・聞き・話す」時間を出来る限り増やすことで総合的な英語の力を高め、実際に使う練習を多く積むことが必要です。その上で、何度も予行演習を繰り返すことによって、センター試験本番で結果をだすことができます。以下、分野ごとの対策を参考にしてください。
(1)発音・アクセント
大問1はセンター試験の問題の中でも比較的正答率の低い大問です。対策としては、ネイティブ音声教材を最大限活用して、耳を使って覚えることを習慣化しましょう。英単語を暗記する際には、ネイティブ音声教材を聴いて聞こえた音と同じように音読をし、単語の意味はもちろん、正しい発音やアクセントも一緒に覚えましょう。また、この分野では発音・アクセントのパターンを知ることも効果的です。発音・アクセントに特化した問題集を一冊解き、パターンを体得するのもよいでしょう。
(2)文法・語法
文法・語法問題については、英語の基礎力を試す問題が広く出題されます。対策が比較的おろそかになりがちなのが、単語・熟語・類語の用法など語彙や語法に関する分野です。センター試験では文法だけでなく、語法に関する問題も出題されるということをしっかり認識して、日頃から語彙力・語法の強化に努めましょう。
(3) 会話文
整序英作文の形式では語法・文法の知識を正しく運用する力が試されます。日頃から英文の構造(主語・述語・修飾関係など)に注意して英文を読むことが大切です。長文読解問題でも内容を正確に読み取るためには文構造を正しく捉える力が必須です。また、空所補充形式では、各発言から必要な情報を読み取り、そこから何が言えるかを導き出すことが必要です。センター試験の過去問などをたくさん解き、問題形式に慣れておきましょう。
(4)英文読解
センター試験では、制限時間内で多くの英文を読み解く力が求められます。センター試験の英文には難解な語彙や構文は出されませんが、制限時間内で正確に文章を読み問題を解く速読速解力を高める訓練が必要です。語句や表現の意味が問われる問題では、文脈からその意味を推測する力が試されます。また、図表が出題される問題では、表やグラフを読み取り、その情報と説明文を結びつけて答える情報処理能力が求められます。論説文における読解では、パラグラフごとのテーマを把握し、その論理展開を見抜く力を養うことが重要です。物語文などの文章読解では、人間関係や時間・場面の展開、登場人物の心情等をつかみ、各パートごと・文章全体の主旨を導き出すことがポイントになります。説明文でも物語文でも読解力を身につけるためには内容を理解した英文を音読することを習慣化し、英語の語順で文章の内容を理解する力をつけることや、普段から段落やパートごとの主旨を簡潔にまとめる訓練を積んでおくことが大切です。学力の伸びを確認するために、全国統一高校生テストを含めて年6回実施される東進のセンター試験本番レベル模試を活用して、弱点の発見とその補強に努めましょう。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】国語の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】沼野充義『翻訳をめぐる七つの非実践的な断章』→やや易化
問1の漢字は例年通りの出題で、基本~標準レベルの問題。問2は第4段落最後に引かれた傍線部の問題であり、そこまでの流れをつかめば解ける基本問題。問3は「筆者がそのように考える理由」を問う問題であり、選択肢も長く、やや難。問4は筆者の考え方を問う問題で、選択肢も長いがレベルは標準。問5は五人の生徒の話し合いの中で、「本文の趣旨と異なる発言」を選ぶ問題であり、本文の理解がしっかりされていれば、特に難しくはない標準レベル。問6では(ⅰ)で「適当でないもの」、(ⅱ)で文章の構成に関して「適当なもの」を選ぶ問題が出題されたので、注意が必要である。

【第2問】上林暁「花の精」(『星を撒いた街』)→やや易化
問1の語句の問題は基礎的なもの。問2~問4は主人公の心情を把握する設問で標準的。問5は3行選択肢の主人公の心情の推移を探る設問で本文をていねいに読む必要がある。問6は例年通りの表現の問題だが、やや紛らわしい。
【第3問】『玉水物語』』→昨年並み
問1は例年通り部分訳の問題。(ア)はやや長いが、いずれも重要単語・敬語の知識で解ける。問2は2015年以来の敬意の方向の問題。人物関係を正しく読み取って解く。問3は直前までの内容と「いたづらに」の意を、問4は直前の「いかにしてさもあらむ人に見せ奉らばや」を、問5は本文6行目「我、姫君に逢ひ奉らば、必ず御身いたづらになり給ひぬべし」を、問6は本文最終箇所の連歌・和歌のやりとりを、それぞれふまえて解く問題である。
【第4問】『杜詩詳註』→昨年並み
問題文は185字で、ほぼ平年並み。設問数が、2011年度から2016年度までと同じ7に戻ったが、解答するマーク数は8で変わりない。杜甫の「文」であり、「詩」は出題されなかった。問1は「対」「乃」の意味の問題。問2、問5、問6は内容説明、問3は理由説明、問4は書き下し文と解釈の組み合わせ問題。問7は杜甫がこの文章を書いた趣意を問う問題であった。特に新しい傾向はなく、概ね例年の傾向の範囲内であった。

~学習アドバイス~

センター試験は、ごく限られた時間内に正答を求める試験です。普段から、現代文2題・古文1題・漢文1題の4題を80分で解き終わるための時間配分の訓練をすることを念頭においてください。「マーク式だからなんとかなる」という安易な考えでは、志望校に合格する十分な点数は取れないことを肝に銘じてください。センター試験まであと1年、次のアドバイスを参考にして、計画的にしっかりと勉強を進めていきましょう。
■現代文
 第1問の「評論文」は、例年は抽象的な内容の評論文が出題されるので評論文に苦手意識のある生徒は、まず漢字・語彙といった知識事項を固めることが先決です。こうした漢字力・語彙力は、単に漢字問題や語彙問題で点を取るだけでなく、読解力を根本から支えることにつながります。早い段階で漢字と語句の問題集を1冊ずつ仕上げ、それを文章読解の中で理解していく形をとりましょう。
 またセンター現代文に求められる「速読力」を付けるためには、本文を読みつつ問題がきたら解くという読解法(「読みつつ解く」)を日頃からトレーニングしておくことも必要です。そして、本文を読み進めるときはただ目で文字を追うのではなく、手を動かして、キーワードや筆者の主張にしっかり線引きをしていくことで解答の根拠をすばやく見つけられるように学習を進めていきましょう。
 第2問の「小説文」については、本文を「客観的」に読むということを一番に心がけてください。感情移入をして主観的に読んでしまうとどうしても得点は安定しません。本文を客観的に正確に読み、事実関係と登場人物の心情をしっかりととらえ、選択肢を要素に分けて「消去法」で消していく読解法を身につけていきましょう。
 また小説の語句問題は「辞書的な意味」を答える必要があります。日頃からわからない語句は辞書を引く習慣をつけて、評論の漢字や語彙と同様にどんどん吸収していきましょう。
■古文・漢文
 古文・漢文は、現代文に比べると、何について問われているかが見えやすい出題が多く、それゆえ土台となる知識・基本事項の比重の大きい科目です。古文であれば、古典文法・古文単語・古典常識・敬語法など、漢文であれば、返り点などの訓読のスピード・重要句法・漢字の用法や読み・重要語などの土台になる知識の完成度が勝負の大きなカギを握ります。これらをできるだけ早い時期にマスターすることが大切です。遅くとも夏休みが終わる時点までに繰り返し確認をしながら、土台の勉強を終えましょう。それらの知識を身につけたら、後はそれを駆使してできるだけたくさんの問題を解き、解法の訓練を重ねることが必要です。きちんとした土台の上に、全体の時間配分に留意しながら正解を判断するスピードや要領の訓練を重ねることで、常に高得点がとれる、本当の力を身に付けることができるようになります。
 夏以降は、センター過去問演習の講座や模擬試験によって、解法の訓練と時間配分の練習を繰り返して下さい。模擬試験は何点とれたかということよりも、年間の学習計画の中で、その進捗度・定着度を測定・認識することが重要なのです。「全国統一高校生テスト」を含めて隔月で年6回行われる「センター試験本番レベル模試」を定期的に受験していくことで、着実に実力をのばしていきましょう。

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2019年 1月 20日 【センター試験一日目】倫理、政治・経済の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】現代社会分野・青年期分野
リード文は「倫理」第1問と共通であった。出題内容は、青年期、生命倫理、現代社会の課題、現代思想、資料文読解であった。条約や「人間の安全保障」が倫理分野で出題されているが、平易である。他の問題も基礎的な知識で解答できるだろう。

【第2問】源流思想分野・日本思想分野
リード文および小設問のベースは「倫理」単独科目の第3問(日本思想)であり(7題中5題が「倫理」第3問と共通)、2題が「倫理」第2問(源流思想)と共通問題であった。出題内容は、古代の日本人、仏教における慈悲、仏教と武士、日本の芸術、中国思想と仏教思想における心・身体、西田幾多郎、趣旨読解であった。西田幾多郎の絶対矛盾的自己同一が問われているが、近年のセンター試験ではたびたび西田幾多郎が取り上げられているので、対策はできたはずである。他の問題は、日本の芸術についての問いでやや細かい知識が問われたくらいで、基礎的な問題が多かった
【第3問】源流思想分野・西洋近現代思想分野
リード文および小設問のベースは「倫理」単独科目の第4問(西洋近現代思想)であり(6題中4題が「倫理」第4問と共通)、2題が「倫理」第2問(源流思想)と共通問題であった。出題内容は、源流思想を幅広く問う問題が2題、ベーコンのイドラ、絶対精神、自然選択、趣旨読解であった。墨家、ダーウィン、スペンサーなど学習が及びにくい思想家が取り上げられており、やや取り組みにくい大問であったと思われる。
【第4問】地域経済統合
リード文は「政治・経済」第1問と共通で、すべてそこから小設問が抜粋されている。出題内容は、特別裁判所、国民所得、条約、知識を必要とするグラフ読解、国連海洋法条約、外交に関わる日本国憲法の規定、金融、会社における無限責任と有限責任であった。条約であるものを問う問3は、国際分野で出てくる用語を雑に覚えていると答えにくいかもしれない。グラフ読解の問4は、必要とされるのはすべて基礎的な知識である。他はおおむね基礎的な問題であった。
【第5問】基本的人権
リード文は「政治・経済」第3問と共通で、すべてそこから小設問が抜粋されている。出題内容は、人身の自由、新しい人権、大日本帝国憲法と日本国憲法の比較、国会、地方自治制度であった。首長の不信任決議の要件が問われた問5がやや細かい程度で、全問正解も可能な問題が並んでいる。
【第6問】地球環境問題
リード文は「政治・経済」第4問と共通で、すべてそこから小設問が抜粋されている。出題内容は、リスト、グラフ読解、環境保全を促す政策、時事問題(コンパクトシティとふるさと納税)、環境問題であった。環境保全を促す政策を問う問題では、「誘因を与え」ていない制度を見つけ出せるかが鍵である。問4の時事問題は、空欄の前後の文章から判断できる内容である。

~学習アドバイス~

◆教科書の内容を確実に身につけよう
センター試験としては皆さんが受験する2020年1月が最後となります。センター試験対策で基本となるのは教科書の内容です。「倫理、政治・経済」では「倫理」と「政治・経済」の2科目を学ぶ必要があるので大変ですが、両方合わせても世界史や日本史の教科書1冊程度ですから、格別に負担が重いということはありません。とはいえ、高校の授業では「倫理」と「政治・経済」が十分に学習できないケースもあるので、できるだけ早くから教科書の内容をしっかりマスターし、実践的なトレーニングを進めることが求められます。

◆暗記よりも内容理解を
「倫理」と「政治・経済」では、知識よりも1つ1つの内容の理解が大切です。社会科は暗記だと思っている受験生は考えを改めてください。倫理分野でも政治・経済分野でも、常に「なぜそうなるのか」という問題意識を持って学習を進める必要があります。まずは手垢で汚れるくらい何度も教科書や参考書を読み、用語の意味が分からなければ用語集を参照して、最終的には教科書の巻末の索引にある用語を見たらその内容を容易にイメージできるくらいにまで仕上げましょう。
◆思想家のことをよく知ろう
特に倫理分野については暗記科目と捉えてしまうと、なかなか用語が頭に入りません。用語集などに出ている思想家のプロフィールもよく読み、それらの思想家がどのような時代に生き、どのような問題意識の下で何を主張したのかをつかむことを目指してください。倫理資料集などで原典(その思想家が書いた著作等の一部の日本語訳)を読んでみると、その思想家の考え方がより分かりやすくなるでしょう。また、センター試験「倫理」の過去問の選択肢文を読んでみるのもよいでしょう。これはその設問(ある思想家の思想の説明など)の答えを簡潔に述べているので、理解の手助けにもなります。
◆普段からニュースに関心を持つこと
「政治・経済」の教科書に記載されていることは、テレビや新聞などで報道される現実のニュースに直結しています。そのため普段からニュースに関心を持ち、教科書のどの部分に関連するかの意識を持つことが大切です。「政治・経済」分野では、教科書では対応しにくい直近の事件が出題されることがありますが、これは教科書の範囲外から出題したというのではなく、教科書中のあるテーマに関連した出題です。このことからも、テレビや新聞などを通じて学習できる項目は、実はかなりたくさんあることが分かります。こうして身近に考えることで政治や経済の事項に関する理解力が養われ、応用問題に遭遇しても十分に力を発揮できるようになります。『現代社会の最新時事』や、最新の政治・経済資料集、現代社会資料集などに触れておくことも有効です。ただし、時事的事項の名称だけをなんとなく「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」用語に惑わされて正解にたどりつけない、ということは避けなければなりません。「知っている」つもりになっている用語に関して理解を深めていくためには、今後試験本番までに、1日1項目、15分でもまず教科書や参考書を読むとよいでしょう。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報インプットとして『政経ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。
その上で、アウトプットとして『倫理、政経 一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行うとよいでしょう。もちろん、過去問(「倫理、政治・経済」だけでなく「倫理」や「政治・経済」も)を解き、知識を定着させるとともに、センター試験の問い方の形式にも慣れてください。センター試験では限られた時間内で正確に解答する力が求められます。全国統一高校生テストを含めて年間6回実施される東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとして利用してください。

【センター試験同日体験受験を受けた君へ!!!】

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是非皆さんご参加ください!!!

【新高3生・高2生・高1生の君へ!!!】

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