【センター試験一日目】現代社会の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!! | 東進ハイスクール奈良校|奈良県

校舎からのお知らせ

2019年 1月 20日 【センター試験一日目】現代社会の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】経済のグローバル化
リード文は、国際経済枠組みのグローバル化をテーマとしたものであった。設問は、経済分野を中心とした出題であった。グローバル化や国際通貨・貿易体制など経済に関する理論的事項の内容がほとんどであり、経済分野の大問といえる。全体の出題傾向およびレベルとしては、理論的事項をオーソドックスに問うているが、ほぼすべての設問で理論的事項の確実な理解が必要であったため、やや難しかったといえる。

【第2問】人権保障と国家の役割
リード文はSNSなども素材に取り上げているが、出題の内容は日本での人権を中心とした基本的なものである。憲法における人権、情報公開の判例、刑罰、国会といった観点から出題された。一定の学習を積んだ受験生にとっては実力を発揮しやすい設問内容であり、点を取りこぼさないことが求められているといえる。問2は西洋近代思想を正確に理解できているかが問われた出題であった。

【第3問】人の社会性
前年までは8問であったが5問の大問となった。「ありがとう」という感謝についてのリード文から、倫理分野中心に出題された。問1の社会性に関する出題では西洋近代思想の理解が問われた。問2ではマズローの自己実現理論が2015年以来の出題となっている。問5は課題追究学習の出題であった。

【第4問】社会保障制度
前年までは5問であったが8問の大問となり、リード文は対話形式で少子高齢化についての内容となっているが、少子高齢化を切り口として、分野横断的な要素の強い出題となっている。特に問1・3・6で法律の理解について問われるなど、理論的事項の正確な理解がないと歯が立たない手ごわい大問となっている。問3において前年は条件を基とした読解問題であった民法上の「契約」について知識問題として問うたもので、過去問とその復習をしたかどうかが問われる出題であった。問2は資料読解問題だが、特別な知識は必要ない。

【第5問】地方創生
リード文は「地方創生」と、その際にツールとして重要である「地域経済分析システム」についてであるが、経済分野中心にオーソドックスな出題となっている。問5はレーダーチャートの読解問題で特別な知識は不要であったが、五角形で読解すべき要素が多数あったため若干時間がかかった受験生がいたことが想定される。

【第6問】欧州の統合
リード文は英国の離脱問題などで注目を集めている欧州統合に関する内容であった。問3でここ2年連続で出題されている各国の政治制度が出題された。また問4では近代民主主義思想の主要宣言・憲法に関して内容の正確な理解を問う出題であった。

~学習アドバイス~

センター試験の現代社会は、よく一般常識で対応できるという印象を持たれています。以前は確かに、新聞を漠然と読んでいるだけで得られる常識レベルで判断できる設問も存在しましたが、ここ数年は常識で解ける設問や時事的知識のみで解ける設問がほぼなくなり、着実な学習成果を試される科目となっています。つまりセンター試験の現代社会は、さまざまな観点・分野から法律や制度の内容や確立の背景・流れを問う問題や第1問のように経済分野の理論を問う典型的な問題が出題されていて、その難度も上がっています。その傾向は今後も続くものと考えられます。
センター試験では限られた時間内で、正確に解答する力を求められます。今後の1年でただ暗記をするのではなく、正確な理解をしていく学習をしなければ、試験本番で対応することは困難となります。そのためにも、「教科書やテキストの学習」「センター試験の過去問を解く」「時事への対応」の3本柱が必要となってきます。現代社会を得意科目にすることで幅広い常識が養われ、他の科目はもちろん、推薦、AO入試を含めた、小論文などにも通用する学力を育成することができます。
教科書やテキストの学習
現代社会に限らず、公民科目で最も危険なのは、時事的事項の名称だけをなんとなくニュースで見聞きして「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」単語に惑わされて正解にたどりつけない、という状態で本番を迎えてしまうことです。「知っている」つもりになっている単語に関して、理解を深めていくためには、試験本番までに、1日1項目でもまず教科書・テキストにあたるしかありません。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報の
インプットとして『現社ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。その上で、アウトプットとして『センター現社一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行い、実戦問題集として『現代社会問題集』(東進ブックス)で実戦感覚を養うとよいでしょう。
過去問を解く
センター試験の現代社会では、知識がなくても対応できる統計問題などが出題されます。しかし第5問の問5であった,レーダーチャートなど多様な要素の読み取りが必要なグラフを使った設問など、特殊な設問形式への対応を短時間で行わなくてはなりません。また第3問問5は、どれだけセンター試験の課題追究学習に関する問題に慣れているかが得点に直結する問題でした。過去問でセンター試験のレベルや形式に慣れておきましょう。また、模試を受けることにより弱点の把握なども行え、学習がより効率化できます。
時事問題への対応
時事的事項に日々接することで学習が進みます。知らないことが出たら教科書や資料集にすぐあたって、理論的事項と結び付ける学習姿勢が大切です。『現代社会の最新時事』、『現代社会資料集』などにも触れておくことで、幅広い学力が養成できます。国際分野は地図やホームページも参照するなどの工夫をして、特にその理論的背景を意識して学習しましょう。
東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰りかえします。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとしてください。

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