【センター試験一日目】地理Bの解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!! | 東進ハイスクール奈良校|奈良県

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2020年 1月 19日 【センター試験一日目】地理Bの解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】世界の自然環境と自然災害
例年通り第1問は自然環境に関する出題であり、6年続けて自然災害に関する設問が盛り込まれた。問1・問5・問6など、やや判断に迷う設問が並び、出鼻を挫かれた受験生もいたであろう。
問1 4高地の標高や地形に関する説明文の正誤判定。消去法を利用したい。
問2 4地点の気候ハイサーグラフの判別。ウは暖流と偏西風で温和。
問3 地震の震源と火山が分布する地域の判別。大地形の分布を想起。
問4 気圧帯の模式図に関する説明文の正誤判定。きわめて易しい。
問5 経線上の樹高に関するグラフの判別。目新しい題材であり迷いやすい。
問6 災害発生頻度に関する統計地図の判別。ハイチ大地震などの知識があれば処理しやすい。


【第2問】資源と産業
第2問は例年、産業分野に当てられている。そのうち「資源と産業」というテーマは2017年から3年連続の出題となった。日ごろからの統計問題への取り組みが試されたが、比較的易しめなので失点を防ぎたい。
問1 マンガン鉱の輸入量を示すグラフの判別。「鉄鋼の生産」がヒント。
問2 水産業と水産資源に関する説明文の正誤判定。他国の200海里は遠洋。
問3 2カ国の輸出品目の統計における品目判別。シンガポールに農業はない。
問4 米の生産・貿易に関する統計地図の判別。標準的であり落とせない。
問5 風力発電が盛んな国名の選択。単純な設問。恒常風+資源の乏しさ。
問6 4カ国の経済・第三次産業に関する統計の判別。スイスは金融業盛ん。


【第3問】都市と村落
第3問は2016年以来、集落(都市・村落)と生活文化を組み合わせた大問になっていたが、本年は集落単独であった。問1・問5・問6など思考力を問われる設問が並んでおり、落ち着いて考えられたかが鍵。
問1 大都市の分布に関する統計の判別。途上国の方が都市の拡大が盛ん。
問2 首位都市と2位都市の差が小さい国名の選択。首都に集中しない国。
問3 都市問題・対策に関する説明文の正誤判定。ジェントリフィケーション。
問4 ホンコンで働く外国人の統計の国名判別。①④で迷うが増加がポイント。
問5 日本国内の人口移動に関する統計の県名判別。鳥取は人口自体が少ない。
問6 都市(宇都宮市)内部の機能分化に関する統計地図の判別。難問。

【第4問】東南アジアとオセアニア
地誌を扱う大問の地域として東南アジアが出題された例としては2001年まで、オセアニアに至っては1996年まで遡らなくてはならない。馴染み深い地域であり、標準的な内容であるが、問3・問4の産業分野はやや難しい。
問1 4地点のうち最も深い場所を含む海域の選択。すなわち海溝を考える。
問2 4地点の雨温図の判別。Dは南半球の西岸海洋性気候区。
問3 農作物の産地分布を示す統計地図の判別。やや難。さとうきびが決め手。
問4 鉱産資源の産出量に関する統計の判別。③④には絞れるだろうが…。
問5 4カ国間の輸出額を示す流線図の国名判別。シ=中国をまず判断。
問6 生活文化と民族・宗教に関する説明文の正誤判定。やや細かいが頻出。



【第5問】中国とブラジル
2016年度から導入された比較地誌の大問。本年は過去2年に比べて馴染み深い国が選ばれた。問2・問3など、やはり産業分野の設問でやや迷う。とはいえ、全体としては標準的である。
問1 2河川の統計グラフの判別組み合わせ。アマゾンの特徴がわかりやすい。
問2 2カ国の農産物の生産統計の判別。カとキの判別は迷いやすい。やや難。
問3 4カ国の製造業生産額グラフの品目判別。これも迷うだろう。消去法で。
問4 4カ国の貨物輸送に関する統計の判別。絶対量が大きいのは米・中。
問5 2カ国と日本出身者の居住者数を示すグラフの判別組み合わせ。良問。


【第6問】地域調査(山梨県甲府盆地周辺)
例年通り地理A(第5問)との共通問題である。会話文形式の出題が定着した一方で、3年続いて新旧地形図の比較が出題されなかった。全体として、常識で対応できる取り組みやすい問題が並んでおり、取りこぼしは避けたい。
問1 3地点の気候に関する資料の判別組み合わせ。頻出の内容・形式。
問2 鳥瞰図における方位選択。特別な知識は不要で、きわめて易しい。
問3 地形図中の土地利用に関する説明文の正誤判定。4つとも決めれば楽。
問4 養蚕業に関する資料に関する会話文の適語補充。常識で判断可能。
問5 小売店の分布を示す統計地図に関する説明文の正誤判定。読めば分かる。
問6 人口統計に関する説明文の正誤判定。人口増加=社会増加+自然増加。

~学習アドバイス~

◆センター試験地理Bの特徴
 2021年からの共通テストですが、2回にわたって実施された地理Bの試行問題をみる限り、内容・形式面ではセンター試験と大きな違いはないようです。
過去のセンター試験では、現代世界の系統地理的・地誌的考察や地球的課題などの重要項目、および地図、写真、統計の読み取りなどの地理的技能の習熟度を、多角的に幅広く問うことを基本として、教科書の内容に準じて出題されてきました。
地域としては、身近な地域・日本の諸地域も含んだ世界各地の問題がバランス良く配置されています。内容面でも、各分野がまんべんなく扱われています。また、知識(用語や地名)そのものを問うことは少なく、地図や写真、統計など各種資料の読み取りと関連付けた出題が多くなっています。
このようなセンター試験における「情報処理、思考、判断」の能力を試す傾向は、共通テスト試行問題においてさらに強まっており、加えて「表現力」も重視されています。「地理的な課題を探究し、その解決や将来を展望する場面」「資料から事象を読み取り、地域の変容や構造を考察し、地域的特色などを説明する場面」「新たな課題を設定し,情報の収集,整理・分析を行う場面」などの設定のもとで、地理的思考力や資料の読み取り技能を重視した問題の割合が多く、その結果、複数の判定を組合せた形式の設問が中心となっています。用語や地名を詰め込むだけの学習は、これまで以上に用をなさなくなるでしょう。

◆思考力が大事
 ということは、丸暗記に終始するような詰め込み学習では対応できないのです。地理は暗記科目と考えられがちですが、共通テストの地理Bでは思考力がものを言うのです。地理的な事象について「なぜそうなるか」を十分に理解した上で、「使える(=応用できる)基本的な知識」をコツコツと積み上げていきましょう。知識がネットワーク化すれば、1つの理解が2つにも3つにも応用できるようになります。もちろん、知識重視タイプの問題もゼロではありません。自然環境、産業、集落といった系統地理(分野別の学習)だけでなく、地誌(地域・国ごとの学習)の準備も早めにスタートすることで、情報量の面での遅れを招かないようにしたいものです。このような場面では、一問一答形式の問題集なども役に立つでしょう。

◆資料問題に強くなろう
 共通テストにおける地理Bの最大の特徴は、地図や図表、写真などの資料を使った出題の割合が高いことです。これらを読み取り、利用する技能が求められているのです。自分が知らない地名が出てきた際には、必ず地図帳を開き、その位置を確認する学習を徹底するようにしましょう。教科書や資料集を用いて、主題図(テーマのある地図)や写真などに見慣れておくことも重要です。また、統計についても、順位、数値の暗記ではなく、統計の背後にある地理的事象を読み取る意識で、最新の統計をこまめにチェックするようにしましょう。また、地歴連携の重視から、歴史的背景や経緯を問う出題がみられるようになっています。

◆独特な出題形式に慣れておこう
独特な出題形式への慣れも欠かせません。組合せ式6択問題などがその典型です。問題の質や量と試験時間(60分)を見比べると、決して時間的な余裕はありません。センター試験を用いた5年分程度の過去問演習はもちろんですが、東進の共通テスト本番レベル模試を定期的に受験して、(1)頻出項目のマスターと最新傾向の把握、(2)出題形式への順応、(3)時間配分のトレーニング、といった点を強化することをおすすめします。

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