【センター試験一日目】国語の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!! | 東進ハイスクール奈良校|奈良県

校舎からのお知らせ

2020年 1月 19日 【センター試験一日目】国語の解答速報・設問別分析・学習アドバイスです!!!

~設問別分析~

【第1問】河野哲也『境界の現象学』→やや易化
 問1の漢字は例年通りの出題。問2は4~6段落の内容が解答根拠。問3は、ソーシャルワークの話が始まる7段落以降、特に「脆弱性」を説明した10段落が解答根拠となる。三行選択肢だが、いずれも二文に分けて説明されており、読みにくさはない。問4は、傍線部に「それ」という指示語が含まれるので、直前の12段落の内容をおさえた上で、「ミニマルな福祉の基準として提案」の内容を、13・14段落に即して理解すればよい。問5は、「本文の趣旨を踏まえ」とあり、文章全体の内容との照合が求められる。「レジリエンス」とは、「変わらないこと」を目指すのではなく、「変化する環境に柔軟に対応する過程である」ことをおさえる。問6は、(i)で「適当なもの」、(ii)で「適当でないもの」を選ぶことに注意。
【第2問】原民喜「翳」→やや易化
 問1の語句の問題は基礎的なもの。問2は「私」の心情を問うもので、一行選択肢となっている点でかえって判断が微妙になっており、やや難。問3は「私」が推測した妻の心情を問うという設問だが、標準的なレベル。問4は「魚芳」の青年の態度を問うもので平易。問5は手紙を読んだ後の「私」の内面の動きを問う三行選択肢の設問だが、消去法で解けば大丈夫だろう。問6は昨年どおり不適切なものを二つ選ぶ形式で⑥がやや紛らわしい。
【第3問】『小夜衣』→やや難化
 問1は例年通り解釈の問題。(ア)(イ)は重要単語・敬語の知識で解ける。(ウ)の「あはひ」はやや難。問2は2年続いて敬意の方向の問題。動作の主体や受け手を正しく読み取って解く。問3は直前の内容から考える。問4は尼上の発言を正しく読むと同時に、本文にない内容が含まれる選択肢を排除する。問5は直前の内容から考える。問6は本文にない内容が含まれる選択肢を排除して考えるのだが、正解は本文最終部に相当するので、最後まで気を抜かずに読まなくてはならない。
【第4問】『『文選』謝霊運の詩』→昨年並み
 五言、全20句の詩で、単独では1992年度の白居易の古詩以来の漢詩の出題であった。問1は「倶(ともに)」「寡(すくなし)」の読みの問題、問2は返り点のつけ方と書き下し文の組み合わせ問題。問3は詩句に描かれた様子を図①~④から選ぶという珍しい形であった。問4は押韻(偶数句末の空欄補充問題)、問5は語句の表現の問題と、漢詩らしい問いである。問6は詩にこめた作者の心情説明の問題。

~学習アドバイス~

みなさんが来年受験する大学入学共通テストでは、複数素材(文章・条文・グラフ・表・写真など)の出題が想定されています。いくつもの素材を使って設問を解くわけですからセンター試験以上に、時間制約の厳しい試験といえるかもしれません。しかし複数の素材を読み解く問題であっても、書かれている内容を理解し、設問要求に合致する選択肢を選ぶという基本姿勢はこれまでのセンター試験と同様です。また、毎年約55万人以上が受験するセンター試験の問題は良質なものが多く、最良の演習素材です。複数素材での演習を始める前にセンター試験の過去問で読解力を身に付け、現代文2題・古文1題・漢文1題の4題を80分で解く訓練を行いましょう。ベースとなる力を身に付けたら複数素材の読解演習をしましょう。演習時には制限時間を意識することも大切です。手に入る「共通テスト型」の問題はあまり多くないでしょうから、東進で2ヶ月に1度実施される「共通テスト本番レベル模試」を利用するとよいでしょう。大学入学共通テストまであと1年、次のアドバイスを参考にして、計画的に勉強を進めていきましょう。

■現代文
 センター試験の第一問では評論が出題されていましたが、大学入学共通テストでは「論理的な文章」「実用的な文章」、またはこれらの文章を組み合わせた問題が出題される予定です。抽象度が高く、論理力思考力が問われる評論を読み解く力があれば、「論理的な文章」「実用的な文章」の読解は容易です。センター試験の過去問を利用して読解力・論理的思考力を鍛えましょう。また、漢字・語彙といった知識事項に自信が無い人はこれらを固めることが先決です。漢字力・語彙力は、単に漢字問題や語彙問題で点を取れるようになるだけでなく、読解力を根本から支えるものになります。早い段階で漢字と語句の問題集を1冊ずつ仕上げ、それを文章読解の中で理解していく形をとりましょう。
 また、「速く、読み・解く力」を付けるためには、まず設問に先に目を通して問われることを予め理解しておき、本文を読みつつ問題がきたら解くという読解法(「読みつつ解く」)を日頃からトレーニングしておくことも重要です。そして、本文を読み進めるときはただ目で文字を追うのではなく、キーワードや筆者の主張に線を引く、関連資料のポイントに印をつけておくなど手を動かすことで解答の根拠をすばやく見つけられるように学習を進めていきましょう。
 大学入学共通テストにおいて、センター試験の「小説」にあたる出題は、「文学的な文章」からの出題となります。試行調査では、『幸福な王子』とそれを元にした文章の出題、詩とエッセイの組み合わせ問題が出題されました。「文学的な文章」においても複数の素材の組み合わせでの出題が想定されますが、本文を「客観的」に読むという小説の読解法には変わりがありません。感情移入をして主観的に読んでしまうと得点は安定しませんから、本文を客観的に正確に読み、事実関係と登場人物の心情をとらえきり、選択肢を要素ごとに分けて丁寧に吟味する読解法を身につけていきましょう。
 また語句問題は「辞書的な意味」を答える必要があります。日頃から辞書を引く習慣をつけて語彙力を強化するとともに、詩・短歌・俳句の出題に備えて「国語便覧」などを読む習慣をつけましょう。
■古文・漢文
 試行調査を見ると古文・漢文の大学入学共通テスト問題は、現代文に比べるとセンター試験との違いは少ないようです。古文や漢文は知識・基本事項の比重が大きく、身につけた知識が点数に結び付きやすい科目です。古文であれば、古典文法・古文単語・古典常識・敬語法を、漢文であれば、返り点・重要句法・漢字の用法や読み・重要語など、土台になる知識の完成度が大きなカギを握ります。これらをできるだけ早い時期にマスターすることが大切です。繰り返し確認をしながら、遅くとも夏休みが終わるまでに知識を定着させましょう。知識を身につけた後は、それを駆使してできるだけたくさんの問題を解き、解法の訓練を重ねることが必要です。安定した土台の上に、全体の時間配分に留意しながら正解を判断するスピードや要領の訓練を重ねることで、常に高得点がとれる力を身に付けることができるようになります。
 夏以降は、解法と時間配分の訓練を繰り返して下さい。複数素材を扱った共通テスト対応型の模擬試験は実践演習に最適です。模擬試験は、学習の進捗度・定着度を測定・認識するという意味で大変重要です。自分の学習進捗度合いは計画通りに進んでいるかを客観的に判断するために、「全国統一高校生テスト」を含めて隔月で年6回行われる「共通テスト本番レベル模試」を定期的に受験していくことで、着実に実力をのばしていきましょう。

【センター試験同日体験受験を受けた君へ!!!】

東進ハイスクールの有名実力講師である大岩秀樹先生が、なんと特別に今回のセンター試験の英語の問題の解説授業を行ってくださいます!!

是非皆さんご参加ください!!!

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